せこ歯科ブログ
2015年09月28日
矯正勉強会 第3回 in 明石
先週の土曜・日曜日で明石の矯正セミナーに行ってきました。
歯並びを改善していく歯列矯正は、一般的には審美的(見た目の改善)な問題の解決を目的に
行われることが多いです。
しかし、歯科矯正の審美的改善以外にも、
・機能的歯列の獲得
・ケアがしやすい口腔内環境の改善
・被せ物を入れる上、予後の向上を目的とした歯列の改善
などを考慮して行われることも多くあります。
今回のセミナーは、この審美的改善以外の症例に対して、一般的な歯科矯正装置を応用して
行える矯正について学んできました。
具体的にケースでは、
・奥歯が一本だけ傾いて生えていて、食べ物が噛みにくい場合
・歯が少し埋まって生えていることで、歯磨きがしにくい
等の、一部分の歯列不正の改善を目的としたものです。
学んだ方法自体は講師の先生が考案したもので、初めて見た装置でしたが、
治療手順も非常に一般的なものでありながら、有効的に思えるものでした。
歯列矯正治療も応用力次第で、特殊な治療を行わず既存の方法でも、
口腔内の問題に対して幅広く有効活用できることは多くあると思います。
福田 泰久