せこ歯科ブログ
2016年07月14日
矯正勉強会アドバンスコース in 明石
昨年は1年間かけて、矯正の勉強のために兵庫県の明石市の研修会に参加してきました。
そして先週からは、その研修会のアドバンスコースに参加し、一般的には受け口【下顎前突】に対する
治療の勉強をしてきました。
受け口に対する治療は30年くらい前までは、確立された治療方法はなく、歯科矯正の中でも
非常に難しい矯正治療でありました。
しかし、最近では診断基準や治療方法も確立されてきている事から、非常に患者さんにとって
負担も少なく、受け入れて頂きやすい歯科矯正治療が提案できるようになってきています。
歯列不正がある場合、何が原因でその歯列不正が生じているのか考えます。
大きく分けると3つのパターンに分けることができます。
①歯の並びが方が原因で生じている歯列不正
②骨格的な問題が原因で生じている歯列不正
③ ①と② が合わさって生じている歯列不正
今回勉強している、受け口(下顎前突)という状態は、パターン②や③のような、
骨格的問題を含んだ歯列不正であることが比較的多いことから、
矯正前に現在の状態についての分析をしっかりと行うことが非常に大切になってきます。
この事前の分析や診断に基づき、治療計画をどのように立てるかで、
矯正治療の予後を大きく左右させると思います。
今後も、安心安全でより良い笑顔を引き出せる矯正治療を行っていけるように、
日々勉強し成長していきます。
福田泰久