せこ歯科ブログ
2016年08月10日
矯正勉強会アドバンスコース 第2回 in 明石
先週木曜日は、明石の矯正セミナーに行ってきました。
今回のアドバンスコースは受け口(下顎前突)の治療についてのセミナーです。
上の歯を支えている骨を上顎骨、下の歯を支えている骨を下顎骨と言います。
上顎骨と下顎骨では、それぞれ成長のタイミングやそのスパートは異なってきます。
歯科矯正は、歯の並びを診ていくと共に、上顎骨や下顎骨の成長の度合いや形態を診ていくことが非常に大切になってきます。
そのため矯正治療前には、歯の型どり、レントゲン撮影、顔の写真、全身の写真、など
採らせて頂いた資料をもとに診断を行います。
それぞれの歯の歪みの度合い・歯の骨の大きさの不調和・歯と骨格とのバランス
成長期の方であれば現在の成長の段階や、今後どの様な成長が予想されるのか、など
それらを総合的に判断して、矯正の方法、開始時期、治療期間等のプランニングをしていきます。
今回のセミナーの内容でもある下顎前突治療の時期は、他の矯正治療と比較して、
特に歯の骨格的なバランス、そして成長の度合いの判断が重要となります。
歯の生え変わりで歯並びが気になるお子様でも、
完全に成長が止まってから、矯正治療を開始した方が最善であることもあります。
年齢・性別・個人の成長のステージを診た上で、矯正治療を考える必要があります。
もし、歯並びのことでお悩みでしたら、是非一度相談をして下さいね。
福田泰久