せこ歯科ブログ
2024年12月05日
M&ASSOCIATES 矯正セミナーアドバンス受講
せこ歯科クリニックの福田です
先週木曜日に東京で開催されたMAアソシエイツのインビザライン矯正のアドバンスセミナーの最終回を受講してきました。
最終回の内容は、口元の突出感が大きい場合に行う抜歯矯正を行う場合の治療のポイントについて学んできました。
矯正治療を希望されて来院される方に『抜歯は必要ですか?』とよく聞かれることがあるので今日はそのことについて書きたいと思います。
歯列矯正で改善したい言われるポイントは人によって異なります。
・歯並びのガタガタが気になる
・前歯が出ている
・咬み合わせが合っていない
・上と下の歯の中心がずれている
・口元が閉じづらい
・笑うと歯茎が見え過ぎて気になる
各それぞれ状態によって治療方針は変わってきますが、『抜歯の有無』も状態によって判断が変わります。
主訴が、前歯が出ているや口元が閉じづらいなどがある場合は、前歯を大きく後方に下げる必要が出てくるため抜歯の必要性を考えた方がよくなります。
実際には、頭蓋骨に対する顎骨や歯の位置関係を診断できるセファロ分析や、模型分析を行ったうえで、矯正後の咬合の位置関係を想定したり、顎に対する歯牙の大きさの判定などを行います。
その結果、現存の歯牙を抜かずにすべて並べてしまうと、前歯が出っ歯になったり、口唇が前方に出てしまうと考えられる場合には抜歯を行った方が良いと判断していきます。
抜歯までしなくても歯列拡大・歯牙の削合・歯列全体を奥へ移動させて改善できないかのシミュレーションを行い治療方針を固めていく事になります。
治療上、抜歯が妥当だと判断した場合でも抜歯を避けたいと希望される方もいますので、そのような患者様の希望も加味して方針を決めていく事も多くあるので、最初に行うカウンセリング時に希望をお聞かせ頂くことも大変重要になります。
なるべく患者様の希望に応えられるように矯正治療も行っておりますので、歯並びのことでお悩みがあればご相談いただければと思います。
せこ歯科クリニック 福田泰久