せこ歯科ブログ
2024年12月22日
愛知インプラントインスティチュート第8回目
歯科医師の前田です。
先日インプラントの講習会に参加してきました。4月から始まった月に一度の講習会もあっという間に最後!今回もしっかりと学びに行ってきました。
今回のメインは2日間通じて骨組織のコントロール(GBR)、及び上顎洞えのアプローチを学んできました。
インプラント治療は骨の中にインプラント体を埋入します。ですのでインプラントが十分に出来る骨の高さ、幅、ボリュームが必要になります。ただし骨の量が少なく、そのままではインプラントを埋入出来ない場合は骨のボリュームを増やす(骨増生)が必要になります。様々な方法があり、どのようなケースで治療法を選択していけばいいのか、また治療期間や骨組織の増生出来る量など沢山の症例を見ていきながら沢山学習してきました。
実際のオペの動画もいくつも見せていただき、細かい手技や注意点、ポイントなど沢山学ばせてもらいました。先生のオペを見ると本当に豪快かつ繊細で素晴らしいと圧巻させられました。
次に上顎洞へのアプローチについても学んできました。上顎の臼歯部(奥歯)へインプラント治療を行う際には、上顎洞(副鼻腔の1つ)との位置関係を把握する必要があります。上顎洞との距離が近い、骨の厚みが足りない場合はインプラント治療をする際に上顎洞挙上を行う必要があります。上顎洞へのアプローチ方法にも様々な方法があり、それぞれの特徴から方法、利点欠点などを詳しく学びました。今回の講習を元にインプラント治療の適応をより広くしていけるようより知識技術の習得に鍛錬していきたいと強く思いました。
そしてそれぞれのインストラクターからの講義も受けました。各講師の先生がご自身の医院でどのようにインプラント治療を取り入れているかを聴かせていただきました。各医院のインプラントの取り組み方はとても特徴があり非常に参考になりました。
今回で無事に4月からの講習会が終わりました。インプラント治療に関する基本的な知識からよりアドバンスな内容まで8ヶ月間を通じて学ぶことが出来ました。今回の講習会を糧に日々の診療をよりグレードアップ出来るよう日々努力して参ります。