せこ歯科ブログ
矯正のセミナーに参加してきました
6月19日、矯正のセミナーを受講するため、東京へ行ってきました。
最近、親御さんからよく相談を受けるのが、「この子の歯並びどうですか?」「歯がガタガタしてるのは大丈夫でしょうか?」ということです。
そのような相談を受け、お子様のお口の中を見せていただくと、大体狭窄しています。狭窄というのは字のとおりあごが狭いということです。
狭いあご(狭窄歯列といいます)とは、奥歯が生えるあごとあごの間がせまいことをいいます。これにより上あごの天井が高くなっている場合が多いです。
この狭窄歯列により前歯がガタガタしてきたり、あごの骨の成長が悪くなってしまう、ベロの位置が下になってしまうなどの状態を引き起こしてしまいます。そうするとお口で呼吸したり、出っ歯になったりとまた困った症状がでてきます。
親御さんのなかには、矯正したほうがいいのかどうか悩まれていたり、歯並びは遺伝だからどうしようもないと思われている方もいらっしゃるかもしれません。昔は遺伝に要素が大きいといわれていたのですが、今は環境によるものが大きいと言われております。
まず、矯正を考えられる前に日常生活を見直してみてはいかがでしょうか?口をあけて口呼吸を行うことはあごの成長を阻害してしまいますし、出っ歯傾向になってしまいます。また、口呼吸は免疫にも悪影響を及ぼしますので、全身のことを考えても鼻で呼吸をするようにしたほうがいいので、テレビなどを見ているときにお口が開いたままになっていないか確認してみてください。
たったこれだけのことと思われるかもいれませんが、呼吸は毎日のことなので、非常に重要なことになってきます。また、呼吸を意識しつつ矯正治療を考えたいと思われる方はご相談いただければと思います。
田岡 則子