せこ歯科ブログ
インビザライン矯正の勉強会に行ってきました
せこ歯科クリニックの福田です
先週木曜日に東京で開催されたMAアソシエイツのインビザライン矯正のセミナーを受講してきました。
せこ歯科クリニックでは成人矯正治療の場合、ブラケット矯正で治療する場合とマウスピース矯正であるインビザライン矯正のどちらかで矯正治療を行っています。
成人矯正治療となると、やはり従来からあるワイヤーで歯を動かすブラケット矯正が患者さんには馴染みがあり、マウスピース矯正はまだすごく珍しく感じられる方も多い印象です。
しかしインビザライン矯正も日本導入されて20年以上経過し、今やブラケット矯正を主に行っていた先生もマウスピース矯正のみで治療を行っているようになってきています。せこ歯科でも開業当初よりインビザラインは行っています。
ブラケット矯正では治しにくいケースもインビザラインでは治しやすいものもあり、その効果を実感するセミナーでした
愛知インプラントインスティチュート第2回目
歯科医師の前田です。
5月25.26日と講習会に参加してきました。
今回は第2回目ということでまずはインプラントの歴史についての講義でした。現在はチタン製の筒状のインプラントが主流ですが、そこに至るまでには沢山の偉人達の試行錯誤の上に辿り着いたものになります。今まで学校の授業で習った歴史ですが、それを実体験も交えながら講義していだだき非常に感慨深いものでした。40年以上インプラント治療の第1線で活躍されている堀田先生の話に引き込まれました。堀田先生が仰られた「過去の蓄積を知らないと未来を判断出来ない。」という言葉がとても心に響きました。確かに今現在インプラントを治療する上では、昔のインプラントの形や材料の知識は必要ないかもしれないです。ただし今も日に日に新しい形状、性質、コンセプトを持ったインプラントが様々なメーカーが開発しており、それを正確に判断する上で過去の成功例、失敗例を知っておく必要があると強く感じました。
次に外部講師の病理学講座前田教授の講義を受けました。天然歯とインプラントの病理的な見地の違いやインプラント周囲の組織構造について学びました。そもそもインプラントは生体にとっては異物となります。それを生体内に埋め込んでどのような反応があるのか、インプラントをどのように許容して周りの組織がどう変化していくのか。天然歯とインプラントはそもそも別物ですので骨や歯周組織との結合の仕方が異なります。それをしっかりと理解した上でインプラントを長期に安定させていくためにどのようにメンテナンスをおこなっていく必要があるのかを再考する良い機会となりました。また「インプラントは変わらないが、周りの組織は常に変化している。」言葉が印象的でした。インプラントの周りの組織は、生体にとって異物であるインプラントをいかにして生体内で安定させているのかを改めて学び考えさせられました。
そして骨補填剤(人工骨)の歴史についても講義を受けました。骨補填剤も今まで幾多の種類のものがあり、今でもどんどん新しい物質、形状、性質を持った商品が出てきます。様々な材料を使ったものが世に出ましたが、100%間違いないものは無いのが現状です。あくまで人工物ですので全てが天然の骨に置き換わる訳ではありません。どれくらい骨の中に留まるものが良いのか、完全に生体に吸収されるものが良いのか、まだまだ改良された製品が出てきているので、それがどのような性質を持っているのか、利点欠点を正確に判断していく力を身につけていかなければならないと感じました。
次回はインプラントの講義から少し離れて歯周外科手術の実習になります。なんと丸2日間びっちり実習するそうです。歯肉の切開から様々な縫合の方法、より良い歯周組織へのアプローチをしっかりと学んでいきます。
東京にて、CSTPCセミナーに受講してきました。
こんにちは。せこ歯科クリニックの渡部です。
5月25.26日でCSPTC一年間コースの第2回目を受講してきました。
保険診療とは「国民すべてに最低限の命の保証をする」目的で作られたものであって、決して一人ひとりの患者様のQOL(クオリティ オブ ライフ)を上げるという目的で作られたものではないことをよく理解できました。CSTPCに受講して、正常な歯列を獲得し、固定式で噛めて、天然歯と変わらない審美性を提供するための自費治療の必要性を診断し、伝える技術をたくさんのケースを見て、学び考えることができました。
患者さんが永く噛めるように維持するためには予防というものが必要なこと、その予防には矯正、インプラント、審美補綴が重要となってきます。
たくさんのケースから歯列特に3番の側方運動時の被蓋関係、誘導などの視点とそれを治療すべきか、それとも残すべきなのか、壊れた原因から、今後の予後を考え自分自身に置き換え、患者さんの立場よ要望を考慮しそれぞれの患者さんと向き合っていくことを学びました。
受講している生徒一人ひとりがそれぞれの経験しているケースを発表し、治療方針を説明していきます。
1人目の発表の先生からは、下顎の3番のかみ合わせの位置の重要性を気づかせてくれる発表でした。そして、矯正の設計から補綴物まで綿密な治療計画を作製されていました。
2人目の発表の先生からは治療設計においていかに前歯部のかみ合わせが大切か?を気づかせてもらい、治療するうえで奥の臼歯部から治療設計行うわず、前歯部より治療計画を行うことを理解しました。
3人目の発表の先生よりコンサルテーションの重要性、いかに二回目にしっかりとしたゴールセッティングが重要かを学びました。
4人目の発表の先生からは定期健診を見ていくうえでどこに着目すべきかを機好かせてもらいました。
5人目の先生からは主訴の噛めないことに対する対応の重要性と天然歯を触らないことの重要性を学びました。
6人目の先生からは上の総義歯に対し安定させるために7番の重要性を学び、また、治療順序でいかに咬みやすくなる時期を早くするか考える重要性を学びました。
7人目の先生からは若い患者さんの場合の自分の歯でできるだけ噛める状態をいじする治療計画と予後の説明の重要性を学びました。
8人目の先生からは、写真から、患者さんの歯科的既往、以前のかみ合わせの推測からそれに基づく治療計画を学びました。
ディレクターの先生にはそれぞれのケースにおける改善点を細かく教えていただき、また、30年超える長期経過も見せていただき感謝です。
次回は僕も発表です。頑張ります!
渡部
船越歯周病学研修会インプラントアドバンスコース第2回受講
5月18日(土)・19日(日)、福岡県にて船越歯周病学研修会ンプラントアドバンスコース第2回を受講してきました。
先月の1回目の受講は前日の金曜日に新大阪駅まで行き、土曜日早朝の新幹線で10時開始のセミナーに間に合うように行きました。金曜日からの移動はなかなかハードなスケジュールだったため、今回は津なぎさまちから早朝6時の高速船に乗ればスムーズにかつセミナー時間に間に合って行けることが分かりルートを変えて行ってきました
船越歯科のセミナールームが福岡の天神にあり福岡空港からのアクセスが良いところにあるのですごく助かりました。今回のセミナーには、50名近くの先生が参加していて、関東方面から10名、一番遠方の方は北海道から受講されているみたいです。
このセミナーでは、骨を作ってインプラント埋入を行うような、インプラント治療の難症例に取り組むことをテーマにしています。
1日目の午前はGuided Surgeryの講義とガイドをしようしたインプラント埋入の実習を行いました。
骨の幅が少なく限られた方向にしか埋入ができない場合や、神経の周囲に近接した部位に埋入する場合などはより安全にインプラント治療を進めるために用いるのがインプラントのオペレーションガイドになります。これを使用することで、埋入の方向と深さを想定の位置に埋入することができるようになります。現在では、CTスキャンから歯槽骨の形態・神経の走行なども把握できますし、口腔内の光学印象のデーターによる歯列形態と重ね合わせること、インプラント埋入後に作製する歯の位置やかみ合わせを事前にシミュレーションをした上で、3Dプリンターなどでガイドを作成するようになっています。今回実習で用いたシステムもすごく使いやすく、ガイドを用いた埋入実習もスムーズに行えて良いシステムだと感じました。
1日目午後はインプラント即時埋入の講義で、上顎前歯部や小臼歯部に対する抜歯直後にインプラントを埋入した症例。審美領域で同時に骨造成や歯肉の量を増やす治療をおこなったケースを学びました。その後、今回も骨造成のライブオペを見学させていただきました。治療を受けられていた患者さんは、以前に船越歯科のセミナーを受講された先生で、治療を受けるために東京から来たと聞き驚きました。
2日目は超音波を使用した骨の切削ができる器具を使用した講義と実習でした。
インプラントの治療では、インプラントの支えになる骨や周囲の軟組織への侵襲えおなるべく減らす方が圧倒的に予後の経過が良く、そのような治療を考えた時に超音波器具は大変有効的だと感じる実習でした。
せこ歯科クリニックも、安全で患者さん負担の少ない治療を日々考え、今回の学びも診療に活かしていきたいと感じる2日間のセミナーでした。
せこ歯科クリニック 福田泰久