せこ歯科ブログ
愛知インプラントインスティチュート第8回目
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先日インプラントの講習会に参加してきました。4月から始まった月に一度の講習会もあっという間に最後!今回もしっかりと学びに行ってきました。
今回のメインは2日間通じて骨組織のコントロール(GBR)、及び上顎洞えのアプローチを学んできました。
インプラント治療は骨の中にインプラント体を埋入します。ですのでインプラントが十分に出来る骨の高さ、幅、ボリュームが必要になります。ただし骨の量が少なく、そのままではインプラントを埋入出来ない場合は骨のボリュームを増やす(骨増生)が必要になります。様々な方法があり、どのようなケースで治療法を選択していけばいいのか、また治療期間や骨組織の増生出来る量など沢山の症例を見ていきながら沢山学習してきました。
実際のオペの動画もいくつも見せていただき、細かい手技や注意点、ポイントなど沢山学ばせてもらいました。先生のオペを見ると本当に豪快かつ繊細で素晴らしいと圧巻させられました。
次に上顎洞へのアプローチについても学んできました。上顎の臼歯部(奥歯)へインプラント治療を行う際には、上顎洞(副鼻腔の1つ)との位置関係を把握する必要があります。上顎洞との距離が近い、骨の厚みが足りない場合はインプラント治療をする際に上顎洞挙上を行う必要があります。上顎洞へのアプローチ方法にも様々な方法があり、それぞれの特徴から方法、利点欠点などを詳しく学びました。今回の講習を元にインプラント治療の適応をより広くしていけるようより知識技術の習得に鍛錬していきたいと強く思いました。
そしてそれぞれのインストラクターからの講義も受けました。各講師の先生がご自身の医院でどのようにインプラント治療を取り入れているかを聴かせていただきました。各医院のインプラントの取り組み方はとても特徴があり非常に参考になりました。
今回で無事に4月からの講習会が終わりました。インプラント治療に関する基本的な知識からよりアドバンスな内容まで8ヶ月間を通じて学ぶことが出来ました。今回の講習会を糧に日々の診療をよりグレードアップ出来るよう日々努力して参ります。
M&ASSOCIATES 矯正セミナーアドバンス受講
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せこ歯科クリニックの福田です
先週木曜日に東京で開催されたMAアソシエイツのインビザライン矯正のアドバンスセミナーの最終回を受講してきました。
最終回の内容は、口元の突出感が大きい場合に行う抜歯矯正を行う場合の治療のポイントについて学んできました。
矯正治療を希望されて来院される方に『抜歯は必要ですか?』とよく聞かれることがあるので今日はそのことについて書きたいと思います。
歯列矯正で改善したい言われるポイントは人によって異なります。
・歯並びのガタガタが気になる
・前歯が出ている
・咬み合わせが合っていない
・上と下の歯の中心がずれている
・口元が閉じづらい
・笑うと歯茎が見え過ぎて気になる
各それぞれ状態によって治療方針は変わってきますが、『抜歯の有無』も状態によって判断が変わります。
主訴が、前歯が出ているや口元が閉じづらいなどがある場合は、前歯を大きく後方に下げる必要が出てくるため抜歯の必要性を考えた方がよくなります。
実際には、頭蓋骨に対する顎骨や歯の位置関係を診断できるセファロ分析や、模型分析を行ったうえで、矯正後の咬合の位置関係を想定したり、顎に対する歯牙の大きさの判定などを行います。
その結果、現存の歯牙を抜かずにすべて並べてしまうと、前歯が出っ歯になったり、口唇が前方に出てしまうと考えられる場合には抜歯を行った方が良いと判断していきます。
抜歯までしなくても歯列拡大・歯牙の削合・歯列全体を奥へ移動させて改善できないかのシミュレーションを行い治療方針を固めていく事になります。
治療上、抜歯が妥当だと判断した場合でも抜歯を避けたいと希望される方もいますので、そのような患者様の希望も加味して方針を決めていく事も多くあるので、最初に行うカウンセリング時に希望をお聞かせ頂くことも大変重要になります。
なるべく患者様の希望に応えられるように矯正治療も行っておりますので、歯並びのことでお悩みがあればご相談いただければと思います。
せこ歯科クリニック 福田泰久