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2024年3月14日
インビザラインの講習会に参加してきました。in東京4回目

 歯科医師の前田です。

先日3月7日に講習会に参加してきました。

今回はインビザライン(マウスピース矯正)の第4回目でして、今回よりモニタリング編ということで治療中のトラベルシューティングについて学んで来ました。前回までの治療計画の立案に関しては矯正治療を進めていく上で最も大切な行程でして、その治療計画にそった流れの中で問題が起こっていないかをいかにして判断して対応していくかという内容でした、

矯正治療、特にマウスピース矯正に関しては最初の治療計画が非常に大切でして、その立てた治療ゴールに向かってしか治療は進んでいきません。

そのため予定通りに歯が動いて治療が進んでいるのかを確実に評価をしていく必要があります。また問題やトラブルが起こった場合も早期に発見することで正しくリカバリーをする事が出来ます。

リカバリーの方法にも色々とありまして、矯正用のゴムを用いて動かす、矯正装置の交換日数を伸ばす、追加の矯正装置を装着するようにしてみるなど。。

矯正治療が順調に進んでいるのかのモニタリングの項目も沢山ありまして細かい所までチェックが必要だと改めて感じました。

装着状況の問診から始まり、治療計画通りに歯が動いているかを一本ずつ確実に確認する。また矯正装置の変形がないか、矯正装置と歯とのフィッティング状態はどうなのかなど。またそれぞれに対してより細かいチェック項目やそれに対する治療の対応の方法などを学んできました。

また今回は矯正用のゴムについても改めて学んで来ました。矯正治療を進めていく上で、多くの症例で矯正用のゴムを用います。その目的にも様々なものがありまして、歯を動かすように力を加えることもあれば、逆にこれ以上動かないように固定させる意味で使うこともあります。適切に正しい位置で使用しないと治療予定と違う歯の動きをしてしまう可能性もありますので、十分に矯正用のゴムをかける位置、向き、目的を確認して治療を進める必要があると考えております。

 

今回は矯正治療のモニタリングに関する総論を学んできました。今月末に次の講習がありまして、その際はそれぞれの症例に応じてチェックすべき項目やトラブルへの対応方法をより細かく学んできます。次でこのadvanceコースも最後になりますのでしっかりと自分の身になるよう学んできます。日々の診療においてもスムーズ且つ確実なチェックを行い問題がないか、またスムーズな対応ができるよう日々鍛錬していきたいと思います。