せこ歯科ブログ
船越歯周病学研修会インプラントアドバンスコース第2回受講
5月18日(土)・19日(日)、福岡県にて船越歯周病学研修会ンプラントアドバンスコース第2回を受講してきました。
先月の1回目の受講は前日の金曜日に新大阪駅まで行き、土曜日早朝の新幹線で10時開始のセミナーに間に合うように行きました。金曜日からの移動はなかなかハードなスケジュールだったため、今回は津なぎさまちから早朝6時の高速船に乗ればスムーズにかつセミナー時間に間に合って行けることが分かりルートを変えて行ってきました
船越歯科のセミナールームが福岡の天神にあり福岡空港からのアクセスが良いところにあるのですごく助かりました。今回のセミナーには、50名近くの先生が参加していて、関東方面から10名、一番遠方の方は北海道から受講されているみたいです。
このセミナーでは、骨を作ってインプラント埋入を行うような、インプラント治療の難症例に取り組むことをテーマにしています。
1日目の午前はGuided Surgeryの講義とガイドをしようしたインプラント埋入の実習を行いました。
骨の幅が少なく限られた方向にしか埋入ができない場合や、神経の周囲に近接した部位に埋入する場合などはより安全にインプラント治療を進めるために用いるのがインプラントのオペレーションガイドになります。これを使用することで、埋入の方向と深さを想定の位置に埋入することができるようになります。現在では、CTスキャンから歯槽骨の形態・神経の走行なども把握できますし、口腔内の光学印象のデーターによる歯列形態と重ね合わせること、インプラント埋入後に作製する歯の位置やかみ合わせを事前にシミュレーションをした上で、3Dプリンターなどでガイドを作成するようになっています。今回実習で用いたシステムもすごく使いやすく、ガイドを用いた埋入実習もスムーズに行えて良いシステムだと感じました。
1日目午後はインプラント即時埋入の講義で、上顎前歯部や小臼歯部に対する抜歯直後にインプラントを埋入した症例。審美領域で同時に骨造成や歯肉の量を増やす治療をおこなったケースを学びました。その後、今回も骨造成のライブオペを見学させていただきました。治療を受けられていた患者さんは、以前に船越歯科のセミナーを受講された先生で、治療を受けるために東京から来たと聞き驚きました。
2日目は超音波を使用した骨の切削ができる器具を使用した講義と実習でした。
インプラントの治療では、インプラントの支えになる骨や周囲の軟組織への侵襲えおなるべく減らす方が圧倒的に予後の経過が良く、そのような治療を考えた時に超音波器具は大変有効的だと感じる実習でした。
せこ歯科クリニックも、安全で患者さん負担の少ない治療を日々考え、今回の学びも診療に活かしていきたいと感じる2日間のセミナーでした。
せこ歯科クリニック 福田泰久