先週の土曜・日曜日で明石の矯正セミナーに行ってきました。
 

歯並びを改善していく歯列矯正は、一般的には審美的(見た目の改善)な問題の解決を目的に

行われることが多いです。

しかし、歯科矯正の審美的改善以外にも、

　　　・機能的歯列の獲得

　　　・ケアがしやすい口腔内環境の改善

　　　・被せ物を入れる上、予後の向上を目的とした歯列の改善

などを考慮して行われることも多くあります。

今回のセミナーは、この審美的改善以外の症例に対して、一般的な歯科矯正装置を応用して

行える矯正について学んできました。

具体的にケースでは、

　　・奥歯が一本だけ傾いて生えていて、食べ物が噛みにくい場合

　　・歯が少し埋まって生えていることで、歯磨きがしにくい

等の、一部分の歯列不正の改善を目的としたものです。

学んだ方法自体は講師の先生が考案したもので、初めて見た装置でしたが、

治療手順も非常に一般的なものでありながら、有効的に思えるものでした。

歯列矯正治療も応用力次第で、特殊な治療を行わず既存の方法でも、

口腔内の問題に対して幅広く有効活用できることは多くあると思います。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　福田　泰久

8月30日、名古屋へ矯正のセミナーに行ってきました。

今回は、いつも東京で行われているセミナーが名古屋で行われたことにより、

東海地方のドクターがたくさんお見えになっていました。

普段お会いできない東海地方のドクターと交流を持てたことも今回のセミナーの大きな

収穫となりました。

関東からもたくさんドクターが出席されており、関東チーム・関西チームに分かれて

症例に対する討論会を行いました。

ベテランドクターの前で症例発表を行うのはいつも緊張しますが、自分の考え方と

他のドクターの考え方に差が無くなるよう、努力を重ねてまいります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　田岡　則子

7月12日、東京へ矯正のセミナーへ行ってきました。

今回も、経験豊富な先生の症例発表を聞いて、それについて皆で話し合いました。

矯正の治療は、その患者さんそれぞれによって合った方法というのがあります。

どの様な方法がその方に一番合っているのか、またいつから始めていくのがいいのか、

その診断方法についてもより学ぶことができました。

普段の診療で患者様とお話をしていると、早く始めたほうがいいのではないかと考えられる方が

たくさんおられます。しかし、患者様の口腔内によって開始時期は様々です。

それを診断させていただくのに資料が必要になってきますので、矯正を考えられている方は

一度声をかけていただけたらと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　田岡　則子

12日日曜日、地元兵庫県の明石市に矯正セミナーの第2回を受講しに行ってきました。

今回の内容は、固定式の矯正装置を用いた前歯の歯列矯正について学んできました。

前回は拡大床(可撤式矯正装置)と言って、患者さん本人でも着脱可能な矯正器具についての講義でしたが、

今回は全く同じ歯列に対して、リンガルアーチ(固定式矯正装置)という、患者さん自身ではつけ外せないタイプ

の装置を用いた矯正装置について、セミナーを受けてきました。

どの装置を使用するかを考える上で、患者さんの年齢や生活スタイル、歯列の状態、装置の調整に要する

期間や回数などを考慮して、選択していきます。

前回と今回で、全く同じ症例に対して、異なる装置を作成して模型上で歯を動かしてみても、

術者として装置の扱いやすさも大きく違うことを感じました。

実際に使用される患者さん自身は、僕ら以上にその使用感を直接感じられる事を思うと、

患者さんとお話をさせて頂くなかで、患者さん一人一人が最も受けて頂きやすい治療の選択を

考えていく重要性を、再確認することができたセミナーでした。

せこ歯科でも、色々な矯正装置を用いて歯列矯正を行っています。

歯並びのこと、矯正治療への心配なことなどありましたら、

どのようなことでもご相談下さいね

　せこ歯科クリニック　　福田　泰久