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せこ歯科ブログ

2024年5月26日
東京にて、CSTPCセミナーに受講してきました。

 

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こんにちは。せこ歯科クリニックの渡部です。

 

5月25.26日でCSPTC一年間コースの第2回目を受講してきました。

保険診療とは「国民すべてに最低限の命の保証をする」目的で作られたものであって、決して一人ひとりの患者様のQOL(クオリティ オブ ライフ)を上げるという目的で作られたものではないことをよく理解できました。CSTPCに受講して、正常な歯列を獲得し、固定式で噛めて、天然歯と変わらない審美性を提供するための自費治療の必要性を診断し、伝える技術をたくさんのケースを見て、学び考えることができました。

患者さんが永く噛めるように維持するためには予防というものが必要なこと、その予防には矯正、インプラント、審美補綴が重要となってきます。

たくさんのケースから歯列特に3番の側方運動時の被蓋関係、誘導などの視点とそれを治療すべきか、それとも残すべきなのか、壊れた原因から、今後の予後を考え自分自身に置き換え、患者さんの立場よ要望を考慮しそれぞれの患者さんと向き合っていくことを学びました。

受講している生徒一人ひとりがそれぞれの経験しているケースを発表し、治療方針を説明していきます。

1人目の発表の先生からは、下顎の3番のかみ合わせの位置の重要性を気づかせてくれる発表でした。そして、矯正の設計から補綴物まで綿密な治療計画を作製されていました。

2人目の発表の先生からは治療設計においていかに前歯部のかみ合わせが大切か?を気づかせてもらい、治療するうえで奥の臼歯部から治療設計行うわず、前歯部より治療計画を行うことを理解しました。

3人目の発表の先生よりコンサルテーションの重要性、いかに二回目にしっかりとしたゴールセッティングが重要かを学びました。

4人目の発表の先生からは定期健診を見ていくうえでどこに着目すべきかを機好かせてもらいました。

5人目の先生からは主訴の噛めないことに対する対応の重要性と天然歯を触らないことの重要性を学びました。

6人目の先生からは上の総義歯に対し安定させるために7番の重要性を学び、また、治療順序でいかに咬みやすくなる時期を早くするか考える重要性を学びました。

7人目の先生からは若い患者さんの場合の自分の歯でできるだけ噛める状態をいじする治療計画と予後の説明の重要性を学びました。

8人目の先生からは、写真から、患者さんの歯科的既往、以前のかみ合わせの推測からそれに基づく治療計画を学びました。

ディレクターの先生にはそれぞれのケースにおける改善点を細かく教えていただき、また、30年超える長期経過も見せていただき感謝です。

次回は僕も発表です。頑張ります!

         渡部

2024年5月24日
船越歯周病学研修会インプラントアドバンスコース第2回受講

IMG_1070.jpeg 5月18日(土)・19日(日)、福岡県にて船越歯周病学研修会ンプラントアドバンスコース第2回を受講してきました。

先月の1回目の受講は前日の金曜日に新大阪駅まで行き、土曜日早朝の新幹線で10時開始のセミナーに間に合うように行きました。金曜日からの移動はなかなかハードなスケジュールだったため、今回は津なぎさまちから早朝6時の高速船に乗ればスムーズにかつセミナー時間に間に合って行けることが分かりルートを変えて行ってきました

船越歯科のセミナールームが福岡の天神にあり福岡空港からのアクセスが良いところにあるのですごく助かりました。今回のセミナーには、50名近くの先生が参加していて、関東方面から10名、一番遠方の方は北海道から受講されているみたいです。

このセミナーでは、骨を作ってインプラント埋入を行うような、インプラント治療の難症例に取り組むことをテーマにしています。

1日目の午前はGuided Surgeryの講義とガイドをしようしたインプラント埋入の実習を行いました。

骨の幅が少なく限られた方向にしか埋入ができない場合や、神経の周囲に近接した部位に埋入する場合などはより安全にインプラント治療を進めるために用いるのがインプラントのオペレーションガイドになります。これを使用することで、埋入の方向と深さを想定の位置に埋入することができるようになります。現在では、CTスキャンから歯槽骨の形態・神経の走行なども把握できますし、口腔内の光学印象のデーターによる歯列形態と重ね合わせること、インプラント埋入後に作製する歯の位置やかみ合わせを事前にシミュレーションをした上で、3Dプリンターなどでガイドを作成するようになっています。今回実習で用いたシステムもすごく使いやすく、ガイドを用いた埋入実習もスムーズに行えて良いシステムだと感じました。

1日目午後はインプラント即時埋入の講義で、上顎前歯部や小臼歯部に対する抜歯直後にインプラントを埋入した症例。審美領域で同時に骨造成や歯肉の量を増やす治療をおこなったケースを学びました。その後、今回も骨造成のライブオペを見学させていただきました。治療を受けられていた患者さんは、以前に船越歯科のセミナーを受講された先生で、治療を受けるために東京から来たと聞き驚きました。

2日目は超音波を使用した骨の切削ができる器具を使用した講義と実習でした。

インプラントの治療では、インプラントの支えになる骨や周囲の軟組織への侵襲えおなるべく減らす方が圧倒的に予後の経過が良く、そのような治療を考えた時に超音波器具は大変有効的だと感じる実習でした。

せこ歯科クリニックも、安全で患者さん負担の少ない治療を日々考え、今回の学びも診療に活かしていきたいと感じる2日間のセミナーでした。

 

せこ歯科クリニック  福田泰久

 

2024年4月28日
東京にて、CSTPC第4期に参加してきました。

 

こんにちは。せこ歯科クリニックの渡部です。

 

4月27.28日でが木原先生が主催するCSPTC一年間コースの第1回目を受講してきました。

CSPTCとは何かというとConsultation Sequential Treatment Planning Courseの頭文字をとってCSPTCというそうです。何をするかというと、たくさんの症例を診て、診断、治療計画を立案。診断の部分ではなぜ、このような口腔内になったのか?原因の追究を口腔内写真、パノラマX線写真から読み解き、立案の時にもこの時はどうするの?というイメージできていない部分などはしっかり質問していただきます。20年後の予後、問題点なども聞かれます。

木原先生には15年ほど前にこのようなセミナーがあると直接聞いておりましたが、15年の年月を経てようやく参加することができました。

最初、人生における何のために仕事をしているのか?最終目標はどこにおくのか?という人生観の話から始まり、「楽しく、楽に、確実に」行うために必要なことを学びました。

仕事を楽しくするためには、診断力が必要

仕事を楽にするためには、テクニックが必要

仕事を確実にするためには整合性が必要。

コンサルテーションとは、患者様を説得するものではなく、患者様自身が自分の現状を理解し、これからの自分にとって何が必要かを受動的ではなく能動的に理解できるようにサポートすること、今の自分にこれが必要だと感じてもらうこと、

保険治療と自費治療の違いは

保険治療:国民全体にいきわたる制度

自費治療:あなたのためだけの治療

という根本的な部分を改めて考えることができました。

診断:原因をしっかりとらえる目を養い、コンサルテーション患者様にしっかり診断した原因を説明し、理解してもらえるようにサポートできるように一年間学んできます。

                渡部 浩司

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2024年4月21日
愛知インプラントインスティチュート第1回目

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歯科医師の前田です。

4月20日、21日と講習会に参加してきました。

今回からの講習会は11月まで毎月参加していくインプラントについてのものになります。

この講習会は日本口腔インプラント学会認定講習会でして、1年間を通じてインプラント治療の専門性を高めるために基礎医学から臨床スキルまで幅広い知識、技術を習得することを目的としています。

僕は歯科医師になって3年目に1年間をかけてインプラント治療について学ぶ講義を受講していました。その当時はまだまだ歯科の臨床における経験、知識、技術も今に比べると未熟でしたし(今でも未熟者ですが。。)、まだインプラント治療を見学したことはあったが実際に行ったことは無い状態でした。何とか周りの受講者について行こうと必死に講義を受けて勉強してました。ただそれから7年経過し、当時学んだ知識を改めて整理すると共に新しい知識を更に深堀して学んでいく必要があるのではと思い今回この講習会を受講する流れとなりました。

今回は第1回目ということで施設長の堀田先生の講義から始まりました。先生のバイタリティ溢れる講義は本当に圧巻で2日間通じて講義を食い入るように聞かせてもらいました。長期症例の数々を沢山出して講義をして頂き、自分の知識、技術と未熟さを実感すると共にインプラント治療の素晴らしさを改めて感じました。何気なく発する言葉の中にとても重要なエッセンスが散りばめられており、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

そして歯科医師なりたての頃に受講した時の感じ方と、今現在の講義内容の捉え方、感じ方は全然違うなと実感しました。最初に受講した時はインプラントの右も左も分からず、本当に出てくるワードや内容について行くのがやっとでした。今回受講してみると、もちろんまだまだ知らないことも沢山ありますが、講義を受ける心の余裕もあり、また講義をただ聞くだけではなくて、それについてこれはどうしてだろう。何故だろう。と考えることが出来ていました。これは大きな違いでより講義内容を理解出来るだけでなく知識の入り方も全然違うなと思いました。

2日目の後半は救命救急(BLS)の講義を受講しました。インプラント治療に限らず日常診療において治療中の患者さんの状態が多かれ少なかれ変化をすることはあります。ほとんどの場合は問題ないですが、もし万が一患者さんの急変が起こった場合、どのような症状をみて判断し、どう対応すべきかを学びました。もちろん歯科医師になるにあたって、学生の頃も勉強しましたし、仕事をするようになってからもちろん学ぶ機会があり、正しい対応がいつでもとれるよう準備をしております。今回は救命救急医としてのキャリアが非常に豊富な講師の先生で、内容も非常に分かりやすく、またどのような症状が出た場合の対応の順序の講義もさすが現役バリバリの先生だと関心する内容がたっぷりでとても充実した講義内容でした。

また人形模型を用いてBLSの実習も行いました。今まで学生の頃や何かの機会に同じような実習を受けたことは何度もあります。やはり現役バリバリの救命医の先生。実習中の指導内容の目の付け所がやっぱり違いますし、とても学ぶことが多い実習で、改めて患者さんの万が一の病状が生じた倍の考え方、実践の仕方についてまなびました。。

この2日間はインプラント治療の総論に近い形での講義でして、来月より基礎医学から臨床スキルまで各論を勉強していきます。今までの知識を整理すると共に、新しい知識やトレンドの技術も身につけて、より安心、安全かつ安定した治療が提供出来るよう日々精進していきます。

2024年4月14日
船越歯周病学研修会インプラントアドバンスコース1回目受講

 

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こんにちは。せこ歯科クリニックの福田泰久です。

4月13・14日で福岡県の船越歯科歯周病研究所が主宰する、インプラントアドバンスコースの第1回目を受講してきました。

最近では、歯を欠損した後にインプラント治療を希望される方が大変多くなってきています。

抜歯に至る原因として、虫歯・歯周病・歯牙の破折などがありますが、これらの要因によって抜歯を行った部位のほとんどで大小あれど歯槽骨(歯の植わっていた骨)の吸収が生じています。

この歯槽骨の吸収の程度が多いと、インプラント治療の難易度が上がってしまったり、そもそもインプラント治療が行えない状態になることもあります。

今回のセミナーでは、そのような歯槽骨の吸収により、骨の幅や高さの不足であったり、上顎骨の場合には上顎洞底(副鼻腔の1つ)までが近接しているなど、難症例に対応していけるようにインプラント埋入を行う部位に対して骨の量を増やしたり、埋入スペースを広げる手技をマスターしていく勉強会になります。

実際に学んだ治療の手技としては、

①ソケットプリザベーション

  →抜歯を行った直後の部位に対してそのまま自然治癒させると骨が下がりインプラント治療が困

   難になりそうな症例に対して、骨に置き換わる材料を抜歯後すぐに補填して骨の量を増やす  

   治療の方法。抜歯直後に行うGBRを応用した治療。

②GBR(骨誘導再生法)

  →骨の作りたい部位に対して骨の誘導を手助けする材料を入れて、過去に抜歯を行った部位や、

   インプラント埋入した周囲の骨の不足がある症例、天然歯でもポケット状に骨が吸収している

   症例などに骨の再生を行う治療法。

③ソケットリフト

  →上顎のインプラントの際に骨の高さが3~8㎜程度でインプラントの埋入スペースがやや少な

   い場合に局所的に上顎洞にインプラントの埋入のスペース作る上顎洞粘膜挙上させる方法で、

   通常のインプラントの埋入と比較して侵襲の少ない方法で骨造成できる利点があります。

④サイナスリフト(ラテラルウィンドウテクニック)

  →ソケットリフトでは対応できない、さらに大幅な骨造成の必要な場合に行う上顎洞底を挙上さ

   せる治療法。通常のインプラント埋入よりも侵襲が多くなるが、大幅な骨の造成ができる利

   点がある。

 

これらの治療法は以前からある方法ですが、少しづつ治療方法が確立されてきており、より骨の造成

が行いやすい材料も出てきており簡易的でかつ骨の造成が確実なってきています

今回のセミナーを主催している船越歯科では骨造成の治療を2000年くらいから行っており、各材料の

違いによる予後の変化や、それらの長期的予後なども学ぶことができました。

せこ歯科における今後の歯周病やインプラント治療も今回の学びを生かしていきたいと思います。

 

           せこ歯科クリニック  福田泰久