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せこ歯科ブログ

2024年7月28日
7/27.28とセミナーに参加してきました。

こんにちは。せこ歯科クリニックの渡部です。

7月27.28日でCSPTC一年間コースの第4回目を受講してきました。

今回は顎位のことについて学んできました。病的咬合と判断するのか、あるいは生理的咬合と判断するのかを確認し、咬頭嵌合位、中心位、筋肉位、安静位など様々な咬合のなかでどの咬合を選択し、治療咬合とするのか?を学びました。そして中心位の咬合採得の方法を学び、実際の臨床での活用方法も学びました。

そして、発表も回ってきました。トップバッターでした。

写真撮影から1週間という時間をたっぷり費やし発表を作製しました。

いろいろなインストラクターの先生より貴重な指摘をいただきました。

治療方針とそのリスク。今、現在の口腔内が病的咬合なのか?生理的咬合なのか?の判断の仕方。

ついつい口腔内写真と正常を見比べて何が主訴なのかを置いてけぼりにしていた自分に気づくことができました。ありがとうございました。自分の頭の中でどうしたらどうしたら?と構築しすぎました。実際の治療方針とリスクをご指摘いただき、大変貴重な気づきになりました。

2人目の発表の先生からは再受講の先生で骨格性2級の臼歯欠損に対して矯正からインプラントなどすべての治療が加わった素晴らしい治療成果を見せていただきました。

3人目の発表の先生からは治療ゴールセッティングの仕方と難易度の関係ということを学びました。

4人目の発表の先生からは矯正の抜歯部位の選択を学びました。。

5人目の先生からは年齢と生理的咬合との判断の関係を学びました。

6人目の先生からはCSTPCのコンセプトをわかりやすく治療経過で学べました。

7人目の先生からは診断すべきポイントと治療による予後を考える必要性を学びました。

ハイレベルな発表、内容が続くので次の一か月で復習を行いしっかり内容を咀嚼して自分の力にしていきます。

ディレクターの先生にはケースにおける改善点を細かく教えていただき、また、30年超える長期経過も見せていただき感謝しております。一つ一つ整理してせこ歯科に役立てていきます。

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愛知インプラントインスティチュート第4回目

 

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歯科医師の前田です。

先日7月20、21日と講習会に参加してきました。

今回が第4回目になりまして、内容としては外部講師による歯周病学の講義、及び放射線科の講師によるCTについての講義、そしてサージカルガイドを用いた模型実習をメインに学習してきました。

まずは歯周病学の外部講師の講義を受講しました。まず大前提として歯肉と歯との結合様式と、歯肉とインプラントの結合様式は大きく異なります。歯肉と歯との結合には歯周病の原因となる細菌から身を守る防御機構が備わっています。これが全身疾患や慢性炎症、咬合力など様々な要因でこの防御機構が崩れてしまうと、いわゆる歯周病という形で細菌感染が生じます。しかしながら歯肉とインプラントの結合様式にはその細菌に対する防御機構が非常に乏しいので、一度歯周病菌に感染してしまうと、一気に病状が悪化してしまい、またその感染に対する治療もなかなか難しいのが現状です。

そのためにも細菌感染を生じないようにすること、感染が悪化する前にしっかりとコントロールをすることがインプラントを長期保存していくためにはとても大切になってきます。自宅で行うセルフメインテナンスを軸に、それでは取りきれない細かい部位を定期的に医院にて歯科器具を用いたメインテナンスをしていく事がとても大切です。またせこ歯科クリニックにも先日エアフローという従来のものとは異なるメインテナンス方法が導入されております。インプラントに対しても非常に有効な治療実績がありますので、こちらの方法も活用しながらより良い口腔内環境を維持できるよう努めていく必要があると感じました。

次にCTに関する講義を受けました。インプラント治療において3次元のCT写真は必要不可欠です。まずインプラント治療を行う、治療計画を立案する上でインプラントを埋入予定部位の骨量、骨質を確実に把握する必要があります。また神経の位置や必要な解剖学的形態を把握する事でより安全に治療を進める事ができます。そして骨質をCT写真であらかじめ把握しておく事で、骨が硬いのか、逆に軟らかいかも事前に知る事ができ、術中のイメージを抱く事ができます。

またCTを撮影する際の数値の設定についても改めて学びました。撮影をしてより鮮明にみたい部位に合わせてレベルを設定する事で、より画像のコントラストを向上し有効な画像診断に繋がります。

そして今回から数回にかけてサージカルガイドを用いたインプラント埋入実習も始まりました。様々な種類のガイドがありますが、より正確な手術が出来るようしっかりと技術を習得していきます。

早いものでこの講習会も半分が終わりました。今までの知識をしっかりと整理するとともに、新しい技術や情報を確実に自分のものにして日々の診療に生かしていけるようこれからも精進していきます。

2024年7月18日
CiAOアライナー矯正セミナー第1回受講

 

 

今回は、Ciaoアライナー矯正のセミナーを受講しました。

Ciaoの主催をされている高津充雄先生は大阪府吹田市で開業されていて、元々はブラケット矯正治療をメインにしていたとのことでしたが、最近ではほぼすべてインビザラインによるアライナーでの矯正治療を行っています。

アライナー矯正治療とワイヤー矯正治療ではそれぞれで特性があるので、それぞれに治しやすい歯列治しにくい歯列が異なってきます。また、歯の動き方にもやはり違いがあります。

ブラケット矯正では、臼歯部はかみ合っているけれど前歯がかみ合っていない歯列、いわゆる『開咬』と言われる状態の矯正治療は難しいとされていて、臼歯部にミニスクリューのインプラントを併用するなどして、移動させる歯牙に対する固定源を作らなければならず、従来のブラケット矯正治療においては難症例に当たるものでした。

しかし、インビザライン矯正治療ではアライナーは奥歯の咬合面を覆うことによりマウスピースをはめた時のようにかみ合わせが高くなります。これが開咬の状態に対する歯列改善に非常に効果的に作用し、アライナー装着時に臼歯部の咬合が強く当たる環境下の歯牙に対して歯槽骨内で歯根移動しやすいように歯牙に適正な矯正力をかけてあげることで臼歯は骨内に沈み込む移動様式である圧下が生じて、開咬の歯列が改善されていきます。

なかなか文章表現だけではイメージしにくいですが、従来法のブラッケットでは難症例とされた開咬の状態でも1年未満で改善されるのはアライナー矯正治療をしていてすごく大きなメリットを感じます。

インビザライン矯正では、最終どのような歯列になるかもクリンチェックというシミュレーション動画をみて治療計画を見ていただけるので、治療前でもイメージがわきやすいと思います。

今回のブログ内容はインビザライン矯正の特徴のほんの一部ですが、またブログで紹介していきたいと思います。

せこ歯科クリニック 福田泰久

 

 

 

 

 

2024年6月30日
東京にて、CSTPCセミナー3回目を受講してきました。

 

こんにちは。せこ歯科クリニックの渡部です。

6月22.23日でCSPTC一年間コースの第3回目を受講してきました。

今回、デジタル活用の有用性を感じた2日間でした。せこ歯科でも使用されているデジタル画像をCT画像、顔貌写真を併用することにより明確な治療ゴールができることに感銘を受けました。今までの歯科治療ではそれぞれ別々の情報でしかなかったものが画像とコンピューターで重ね合わせをすることにより、どこの部位にインプラントを入れるとよいのか?どのような位置に矯正を用いて歯を移動すべきかなど様々な情報が得られることを学びました。より精度の高い治療をめざして今後も学び続けます。

1人目の発表の先生からは、インプラントを入れるべきか?患者さんにとって知識を入れることによって本当に必要なことは何か?ということを学びました。。

2人目の発表の先生からは矯正をするとしたら外科的な矯正が必要かどうか?診断する目を持つことの重要性を学びました。

3人目の発表の先生からは治療ゴールからどのように手順を踏むべきかということを学びました。

4人目の発表の先生からは治療を行うべきタイミングについて学びました。

5人目の先生からはデジタル画像を用いた最終ゴールの設定と治療計画、考えの基礎をまなびました。

6人目の先生からはデジタル画像を構築するうえで歯科医師が見るべきポイントを学びました。

7人目の先生からは検査データと実際の状況との差を歯科医師がどう判断すべきかという視点を学びました。

8人目の先生からは、年齢から非常に難しいケースに対する対応に関して学びました。

今回、発表予定でしたが残念ながら順番が回ってきませんでした。ハイレベルな発表が続く中ドキドキした1か月を過ごすことになりそうです。

ディレクターの先生にはそれぞれのケースにおける改善点を細かく教えていただき、また、30年超える長期経過も見せていただきかなりの情報量に圧倒されています。一つ一つ整理してせこ歯科に役立てていきます。

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2024年6月25日
愛知インプラントインスティチュート第3回目

 歯科医師の前田です。

6月22日23日と講習会に参加してきました。

今回は第3回目で、インプラントから少し離れて歯周外科手術の実習を2日間ぎっしりと勉強してきました。と言っても2日間では到底足りない程の豊富な内容で、休み時間も程々にたっぷりと講習を受けてきました。

2日間を通して豚顎を用いた実習を行いました。

まずは基本的な歯肉の切開、縫合から。歯肉の切開1つの手技においても、用いるメスの種類や器具の選択、どの位置、どのくらいの深度に切開を加えるのか。最終的に治癒した時の歯肉の位置や状態をイメージしながら処置を進める必要があります。またそれぞれの口腔内の歯肉の厚さや幅は常に違うので、その事も十分に配慮しながら手技を進める大切さを改めて感じました。

また口腔内の手術をする上で術後の縫合は、その後の治癒を左右する非常に大切な手技になります。 ただ傷口を縫うだけではなく、各ケースでどのような縫合をするとより治りが早く予後が良いのか、様々な縫合の方法がありますので、行った外科手術や歯肉の状態を加味しながらより適切な縫合方法を組み合わせてより良い治癒に繋げていけるよう努めていかなければならないと感じました。

次の段階として歯周外科手術の実習を進めていきます。手術に関しては様々な種類、方法、コンセプトがあり、口腔内や歯周病の状態に応じて適切な処置をセレクトする必要があります。どの手術においても共通するのは、セルフメインテナンスをしやすい環境をいかにして整えていくかかと思います。普段の歯磨きがしやすいように、またセルフメインテナンスでは除去出来ない部分を如何にして無くしていくかが大切になってきます。

そしてインプラント治療においても今回勉強した歯周外科手術の概念がとても大切になってきます。骨の中にインプラント体を埋入して歯肉の上に上部構造が入る形状のであり、また天然歯に比べると歯肉の炎症が起きやすい事を考えると、インプラントをする上で歯肉のコントロールをする事は非常に大切になってきます。特にセルフメインテナンスがしやすい環境下にインプラントをしないと、結果としてインプラント周囲が炎症を起こしやすくなってしまったり、場合によってはインプラントを喪失してしまうリスクが高まってしまいます。それぞれの患者さんのインプラントの行う部位、またその部位の歯肉の状態を十分に把握して適切な処置が必要であることを改めて勉強しました。

次回はインプラントを模型も用いて埋入する実習を行う予定です。今回はサージカルガイドという、より適切な位置に正確にインプラントも埋入するための装置を用いた実習になります。来月の講習を楽しみにしつつ、今回学んだ歯周外科手術の内容を実際のインプラント治療や歯周病治療に生かして行けるよう日々努力していこうと感じております。